業態別の坪単価と価格帯の読み方
souba-dbによれば、業態ごとの平均坪単価は以下のとおりである。クリニック・医療内装が最も高く平均60万円(40万〜90万円)で、医療機器配線やバリアフリー対応が単価を押し上げる要因とされている。次いでカフェ・レストランが平均55万円、居酒屋・バーが平均50万円と続く。美容室・サロンは平均40万円(20万〜70万円)で、シャンプー台や鏡台・ドライヤー用電気設備が含まれる。物販・アパレルは平均25万円(15万〜40万円)と最も低く、什器・照明・試着室を含んでもこの水準に収まるケースが多いとされる。なお、カフェ・レストランについてsouba-dbは「関西は関東基準より約10%安い傾向がある」と記録しており、地域差も見積チェックの視点として重要である。
スケルトン物件のトータルコストに注意
坪単価だけでなく、一式金額の水準も確認すべきである。souba-dbによれば、カフェ・レストランの10坪スケルトン物件では、厨房設備・給排水・電気・デザインをすべて含んだ一式費用の相場は350万〜800万円(平均600万円)とされている。坪単価に換算すると35万〜80万円であり、坪単価の範囲とほぼ整合する。スケルトンからの工事では設備の新規引き込みコストが上乗せされるため、「居抜き物件より高くなる」という前提で予算を組むことが望ましい。
2024〜2026年の資材市況と実際の影響範囲
souba-dbの市況メモによれば、2024〜2026年にかけての建材・人件費高騰に加え、ホルムズ海峡封鎖による原油価格の上昇(112.95ドル到達)の影響が価格に反映されているとされる。具体的に影響を受けている資材は、防水シートが5〜15%の上昇、油性塗料が8〜20%の上昇、塩ビ管が10〜20%の上昇、アルミサッシが8〜15%の上昇とされている。一方で、国産木材・国産水性塗料・国産クロス・国産フローリングについては「影響ほぼなし」とsouba-dbは記録している。つまり、資材高騰の影響は素材の産地や種類によって大きく異なり、「すべての建材が一律に高騰している」という前提で値上げを受け入れる必要はない。見積書の明細を確認し、国産素材が中心の工事で大幅な値上げ説明があった場合は、根拠の提示を求めることが適切である。
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