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2026年7月4日 | 創業者の視点

大工からAIへ。現場30年の男が、なぜ適正価格の物差しを作ったのか

大賀俊勝 | HORIZON SHIELD 創業者
1993年、15歳で大阪の大工見習いから。現場監督・施工管理を経て、独学でAIエンジニアに。建設実務30年。
HORIZON SHIELDは、建設現場に30年いた人間が作った「適正価格の物差し」です。なぜ現場の大工がAIを作ったのか。答えはひとつ、現場の内側から過剰請求をさんざん見てきたからです。日本にはリフォームの適正価格を誰も教えてくれる仕組みが無い。その物差しを、誰でも検証できる形で作ることにしました。

15歳、大阪の現場から始まった

大工の見習いから始めました。1993年、15歳のときです。右も左も分からん小僧が、木を削るところから覚えていきました。それから30年、現場監督もやりました、施工管理もやりました。途中でマグロ漁船に乗ったこともあれば、海外で畑を耕したこともあります。回り道に見えるかもしれません。でも振り返れば、全部が今のこれに繋がっています。

現場で一番腹が立ったこと

30年、現場にいて、いちばん腹が立ったのは、施主さんが相場を知らないまま、平気で過剰請求されることでした。本来100万円で済む工事に、200万円の見積もりが出る。施主さんは「そんなものか」と払ってしまう。物差しが無いからです。

日本には、リフォームの適正価格を教えてくれる公的な仕組みがありませんでした。相見積もりを3社取っても、3社とも高ければ、比べても意味がない。プロは相場を知っている。素人は知らない。この情報の格差が、まっとうな施主さんを食い物にしていました。

プロは相場を知っている。素人は知らない。その格差が、まっとうな人を食い物にしていた。

だから、独学でAIエンジニアになった

歳を重ねてから、コードを一から覚えました。狙いはひとつ、誰でも使える「適正価格の物差し」を作ることです。それがHORIZON SHIELDです。現場で30年かけて頭に叩き込んだ相場と、業界の商習慣を、データとして誰でも引ける形にしました。

たとえばシロアリ駆除。20万円の見積もりが高いのか安いのか、薬剤の原価から逆算すれば見えてきます。外壁塗装も、屋根も、給湯器も、工事ごとに適正なレンジがある。それを地域ごとの相場として整理しています。

「信じてくれ」ではなく「検証してくれ」

うちのやり方が、他と決定的に違う点があります。適正価格を、業者の見積もりが出る「前」に、第三者が改ざんできない形で記録しておくのです。数値をSHA-256のハッシュで刻んで、ブロックチェーンに繋ぐ。後から都合よく数字を書き換えられないようにするためです。

だから私は「信じてください」とは言いません。「自分で検証してください」と言います。発行者である私を信用する必要すらない。数字とハッシュを突き合わせれば、誰でも改ざんの有無を確かめられる。それが、私の作った物差しの正体です。

私は、審判です

私は施主さんの味方でも、業者の味方でもありません。審判です。30年現場にいた人間が審判をやるから、数字に嘘がない。カンナもまともに握れなかった小僧が、いまはコードと相場データで、まっとうな取引を守っています。回り道は、無駄ではありませんでした。

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HORIZON SHIELD(運営 The HORIZ音s株式会社)は、施工業者から紹介手数料や送客の報酬を受け取らない独立した第三者です。相場の検証設計は配布論文SSRN 6964439で公開。監修 大賀俊勝(ORCID 0009-0000-9180-903X)