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完成検査で発覚した施工不良の実例集

2026-06-03 | 建設費診断専門家 大賀俊勝

完成検査で発覚した施工不良の実例集

建設プロジェクトの完成検査は、施工品質を確認する最後の砦です。しかし毎年、多くの施工不良が検査時に発覚しています。過去5年間のデータでは、完成検査で指摘される不良は全体の約23パーセントに達しており、その修正費用は平均で工事費の3~5パーセントに及びます。実際の事例を通じて、どのような不良が発生しているのかを解説します。

鉄筋コンクリート造における配筋不良

ある5階建てのオフィスビル工事では、完成検査時に3階の梁部分で鉄筋の間隔が設計値の40ミリから60ミリに広がっていることが発見されました。本来であれば全体的な強度低下を招く重大な欠陥です。修正には該当部分の躯体を一部撤去し、再施工する必要が生じ、追加費用は280万円、工期延長は17日となりました。原因は職人の指示書確認不足でした。

防水工事における施工ムラ

地下駐車場を有するマンション工事では、完成検査で防水層の厚さが不均一であることが判明しました。設計厚3ミリに対し、測定箇所の35パーセントが1.5ミリ以下でした。この発見により、全面的な防水工事の再施工が必要となり、600万円以上の追加費用と30日間の工期延長が余儀なくされました。

左官仕上げの品質問題

商業施設の内装工事では、壁面のクロス施工前の下地調整が不十分であったため、検査時に500平方メートル以上の範囲で下地の凹凸が許容値を超えていることが確認されました。修正工事には150万円の費用と12日間の日数を要しました。

電気設備の接地抵抗値不良

工場施設の電気工事では、接地抵抗値が基準値100オームに対して420オームと測定され、検査不合格となりました。接地工事の全面やり直しにより、追加費用95万円が発生しました。

施工不良を防ぐために

これらの事例から分かることは、施工現場での確認体制の重要性です。完成検査で指摘されるまでに、中間検査の強化と職人教育の充実が不可欠です。建設費の無駄を防ぐためにも、事前の詳細な仕様確認と施工管理体制の整備が必要不可欠となります。見積書が気になる方はLINEで無料診断ができます。

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