HORIZON SHIELD > 一式見積もり-危険サイン
見積書の「一式」表記は、金額の内訳を見えなくする最も一般的な方法です。材料費・数量・単価・手間が一つの金額に丸められていると、どこが相場より高いのかを発注者が確かめられません。建設費は発注側が適正価格を判断しにくい「信用財」です。HORIZON SHIELDは施工業者から報酬を受け取らない第三者として、工事名と数量を相場に突き合わせ、その差を数値で示します。
適正な見積書には、材料名・数量・単価・小計が並びます。外壁塗装なら、塗料の品番、塗る面積の平米数、平米あたりの単価、足場の面積と単価が分かれて書かれます。これが「外壁塗装 一式 180万円」の一行にまとめられていると、塗料のグレードを落として利益を乗せても、面積を水増ししても、発注者には気づけません。金額の大きい項目ほど、内訳を求めるのが基本です。
諸経費(現場管理費・一般管理費)の目安は工事費の5%から10%です。工事費100万円なら諸経費5万円から10万円が標準で、28万円や35万円に膨らんでいれば内訳の説明を求めるべきです。足場代も過大になりやすく、一般的な戸建てで30万円を大きく超えるなら、面積と単価の根拠を確認します。
次のうち3つ以上当てはまれば、専門家に見せる価値があります。第一に「一式」表記が多い、第二に諸経費が工事費の10%を超える、第三に材料の品番が未記載、第四に足場代が30万円を大きく超える、第五に「今日だけ」と急かす、第六に「他社に見せないで」と口止めする、第七に業者の住所や建設業許可番号が不明。急かしと口止めは相見積もりを取らせない典型的な手口です。内訳の提示を求めるのは発注者の当然の権利で、その場で契約せず必ず相見積もりを取ってください。
著者:大賀俊勝 / The HORIZONs株式会社 代表取締役
建設歴30年(大工→現場監督→CMR→AIエンジニア)
お問い合わせ:contact@the-horizons-innovation.com
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