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床下工事の適正価格と過剰請求の実例

2026-05-25 | 建設費診断専門家 大賀俊勝

床下工事の適正価格と過剰請求の実例

床下工事は住宅の基礎部分に関わる重要な工事ですが、見積金額の相場が分かりにくく、過剰請求が発生しやすい工事の一つです。私が診断した事例から、適正価格と過剰請求のポイントをご説明します。

床下調査と診断の適正価格

床下の状態を調査する基本診断は、通常3万円から5万円が相場です。ところが、あるお客様は同じ調査で15万円の見積を受け取りました。調査内容を確認すると、通常の目視検査と湿度測定だけで、追加の特殊機器使用は何もありませんでした。実際には5万円で十分な内容だったため、70パーセントの過剰請求となっていたのです。

床下換気口設置工事の事例

床下換気口の設置工事は、1箇所あたり8千円から1万2千円が標準です。ある住宅では6箇所の設置で9万6千円の見積がありました。しかし、同じ条件で複数の業者に見積を取ると、別の業者は5万4千円という提案をしました。差額は4万2千円にもなり、施工内容や材料に大きな違いはありませんでした。

床下防湿シート工事の見積比較

床面積が100平方メートルの住宅で防湿シート施工を依頼した場合、適正価格は1平方メートルあたり800円から1200円です。つまり8万円から12万円が相場になります。診断した事例では、同じ100平方メートルで24万円という見積がありました。単価で計算すると2400円となり、相場の2倍です。実際には標準的な防湿シート材を使用するだけで、特殊な材料も施工技術も不要でした。

過剰請求を避けるポイント

床下工事で過剰請求を避けるには、複数業者からの見積比較が重要です。最低でも3社以上から相見積を取ることで、相場価格が明確になります。また、見積書に工事内容と単価が明記されているか確認しましょう。曖昧な記載があれば、詳細を質問する必要があります。

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