リフォーム見積もりで100万円以上損する人の共通点
リフォーム工事において、100万円以上の損失を招く人には明らかな共通点があります。建設費診断の専門家として、数千件の案件を見てきた結果、その傾向が浮き彫りになりました。最初の見積もりで契約してしまう人が圧倒的に多いのです。
複数社の比較検討をしない
最も一般的な失敗パターンは、1社目の見積もりで即決してしまうケースです。実際の事例として、浴室リフォームで450万円の見積もりを受け取った55歳の女性がいました。3社に見積もり依頼した結果、同じ内容で最安値は280万円。170万円もの差が出ました。業界では3社以上の相見積もりが標準ですが、実施率は全体の30%程度に留まっています。
施工内容の詳細を確認しない
見積もり書に記載されている項目名だけで判断する人が危険です。「一式」という曖昧な表記で300万円と記載されていながら、実際には低グレードの材料が使用される例は珍しくありません。60歳の男性は、キッチンリフォームで「工事一式680万円」という見積もりを受け取りました。詳細を確認すると、本来必要な電気配線工事が含まれておらず、後から100万円の追加請求を受けています。
値引き交渉を全くしない
リフォーム業界では15%から25%程度の値引き余地を持つ見積もりが一般的です。まったく交渉しない人が大損しています。実例として、屋根リフォームで800万円の見積もりを受けた50歳の自営業者は、他社の見積もり150万円を提示して交渉した結果、125万円の値引きに成功しました。交渉なしであれば、この差額は完全に損失です。
安さだけで業者を選ぶ
一方で、極端に安い見積もりを選んでしまうのも危険です。相場より30%以上安い業者は、工事品質や保証内容で問題を抱えていることが多くあります。予期しない追加工事が発生し、結果的に最高額の業者よりも高くついたケースも実際にあります。